宮城谷昌光 孔丘

文庫版で読了。

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上下2巻なのでそれほど量は多くない。聖人というイメージとは違って普通に弱点もある人として描かれているのだけれど、特にちょっと独善的、周りが見えてなさそうなところが印象的。 またそれはそれとして生涯学び続けているのは大したものだし、礼を重んじるというのは何やら昨今の世の中を見ても意味のあることだったなと思う。 魯、衛を離れたころから「耳順う」モードになって、現実世界と離れて行ってしまったように見えた。そういうところは宗教者っぽい?キリストとかに近い面があるのかな。